ドーマーとは?屋根に設置するメリット・デメリットと雨漏りを防ぐ方法

毎日の通勤途中でドーマーのある屋根を見かけることはありませんか?
外国の家のようなデザインが特徴的で、見た目のおしゃれさに惹かれる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ドーマーは単にデザイン面で優れているだけでなく、実用的なメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
今回は、屋根工事のプロの視点から、ドーマーのメリット・デメリットと、雨漏りを防ぐためのメンテナンス方法について詳しく解説します。
これからドーマーを設置しようと考えている方、またはすでに設置済みでメンテナンスを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ドーマーとは?

ドーマーとは、屋根から突き出した形で設置される窓のことを指します。英語で「dormer」と呼ばれ、日本では「屋根窓」とも言われます。
ドーマーはもともとヨーロッパの建築で多く採用されており、屋根裏部屋の採光や換気を目的として設置されてきました。現在では日本の住宅でも、おしゃれなデザイン性や機能性を求めて採用されることが増えています。
ドーマーにはいくつかの種類があり、
- 切妻(ギャブル)ドーマー:三角形の屋根が特徴的な一般的なタイプ
- 片流れ(シェッド)ドーマー:シンプルな傾斜屋根を持つ形状
- アーチ型(アイブロウ)ドーマー:曲線的なデザインが特徴で、ヨーロッパ調の家に多い
それぞれの形状によって外観や機能に違いがあるため、設置前にはどのタイプが自宅に適しているかを検討することが重要です。

ドーマーのメリット

1. 採光量の増加
ドーマーを設置すると、窓から室内に自然光を取り込むことができるため、室内が明るくなります。 特に、屋根裏部屋やロフトスペースを利用する場合、ドーマーを設置することで光が入り、快適な空間になります。
2. 風通しの確保
ドーマーに設けた窓を開けることで、屋根裏部屋の換気がしやすくなります。 天窓とは異なり、壁面に近い位置に窓があるため、開閉がしやすく、自然な風の流れを作ることが可能です。
3. デザイン性の向上
ドーマーは見た目の美しさから、ヨーロッパ建築のようなデザイン性の高い家に仕上げることができます。
日本の住宅でも、洋風デザインを取り入れたい方には人気の選択肢です。
また、ドーマーにはさまざまな形状があり、シンプルなものから装飾性の高いものまで自由に選べる点も魅力のひとつです。
ドーマーと天窓(トップライト)の違い

ドーマーと似たものに「天窓(トップライト)」があります。
ドーマー | 天窓(トップライト) | |
取り付け位置 | 屋根から突き出して設置 | 屋根の傾斜と同じ角度で設置 |
採光 | 横方向からの光を取り込む | 真上からの光を取り込む |
風通し | 窓として開閉できるため通気性が良い | 開閉機能付きのものもあるが、通気性は劣る |
雨漏りリスク | 高い(屋根形状が複雑になるため) | 施工方法によるがリスクは比較的低い |
1. 取り付け位置
- ドーマー:屋根から突き出して設置されるため、外観にアクセントを加えることができます。また、壁面に近い位置に窓がつくため、通常の窓のように開閉できます。
- 天窓(トップライト):屋根の勾配と同じ角度で取り付けられるため、屋根と一体化したデザインになります。壁面ではなく天井に設置するため、開閉には専用の操作装置が必要な場合が多いです。
2. 採光
- ドーマー:横方向から光を取り込むため、部屋の奥まで自然光を届けやすくなります。直射日光ではなく、比較的柔らかい光を取り入れられるのも特徴です。
- 天窓(トップライト):真上からの光を取り込むため、日中の明るさはドーマーよりも高いことが多いですが、太陽の角度によっては強い直射日光が入ることもあります。
3. 風通し
- ドーマー:通常の窓と同様に開閉できるため、通気性が良く、風の流れを作りやすいです。
- 天窓(トップライト):開閉機能付きのものもありますが、設置位置の関係で操作がしづらいことがあります。換気効果はありますが、風の流れをコントロールしにくい点がデメリットです。
4. 雨漏りリスク
- ドーマー:屋根形状が複雑になるため、接合部分から雨水が侵入しやすくなります。また、排水経路を考えた施工をしないと、雨が溜まりやすくなる可能性があります。
- 天窓(トップライト):施工方法や勾配によりますが、屋根に直接取り付けるため適切な防水処理を施さないと雨漏りのリスクがあります。特に老朽化した際にパッキンの劣化が問題になりやすいです。
ドーマーのデメリット
1. 雨漏りのリスクが高い
ドーマーのある屋根は、通常の屋根よりも雨漏りリスクが高くなります。
屋根とドーマーの接合部分が増えるため、雨水が侵入しやすくなり、施工やメンテナンスが不十分だと雨漏りの原因になります。
2. メンテナンスや修理の手間と費用がかかる
屋根の形状が複雑になることで、メンテナンスが難しくなり、補修の際には通常よりも高額な費用がかかることがあります。
また、施工方法も様々であるため、適切な施工ができる業者が限られている点もデメリットの一つです。
3. 太陽光パネルの設置が難しくなる
屋根が凹凸のある形状になるため、太陽光パネルを設置したい場合にスペースの確保が難しくなることがあります。
大きな屋根であれば問題ありませんが、限られたスペースでは効率的な設置ができないことが考えられます。
4. 夏場の室温上昇
ドーマーには断熱材がない場合が多く、夏場には室温が高くなりがちです。
特に直射日光を受けやすい構造のため、エアコンの効率が悪くなる可能性があります。
屋根ドーマーからの雨漏りを防ぐためのメンテナンス方法
1. 定期的な点検
ドーマーの雨漏りを防ぐためには、定期的な点検が不可欠です。
特に以下の部分を重点的に確認しましょう。
- 屋根とドーマーの接合部分
- 窓サッシ周り
- 谷板金や棟部分
もしひび割れや劣化が見られる場合は、早めに補修を行うことで雨漏りを未然に防げます。
2. 防水処理の強化
防水シートやシーリング材を適切に施工し、経年劣化に備えて定期的に補強を行いましょう。
特に、劣化が進行している場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
3. 排水経路の確保
雨水が溜まらないように、適切な排水ルートを確保することが重要です。
ドーマーの設置時には、水がスムーズに流れるよう勾配を考慮して設計する必要があります。
また、詰まりを防ぐために、雨樋や排水口の掃除を定期的に行うことも重要です。
屋根のドーマーによくあるトラブル
ドーマーはデザイン性や機能性に優れた構造ですが、施工やメンテナンスが適切でないとさまざまなトラブルが発生することがあります。ここでは、特に注意すべきドーマーの代表的なトラブルについて解説します。
1. 雨漏りの発生
ドーマーがある屋根は、通常の屋根に比べて雨漏りリスクが高くなります。特に以下のポイントで雨水が侵入しやすいです。
- 屋根とドーマーの接合部分:防水処理が不十分だと、そこから雨水が染み込みます。
- 窓サッシ周辺:ゴムパッキンの劣化により、雨水が浸入することがあります。
- 排水経路の詰まり:屋根の勾配が適切でないと、水が溜まりやすく、雨漏りの原因になります。
2. 断熱性の低下
ドーマーは屋根に突き出した構造のため、断熱性能が低くなりがちです。
- 夏は直射日光で暑くなる:特に南向きのドーマーは室内の温度が上がりやすいです。
- 冬は冷気が入りやすい:適切な断熱処理をしないと、室内の暖気が逃げやすくなります。
3. 強風や台風による破損
ドーマーは屋根から突き出しているため、強風の影響を受けやすい構造です。
- 台風や強風時に屋根材やサッシが損傷する
- 突風によってドーマーが変形することもある
特に、施工不良や老朽化が進んでいると、部材が飛ばされるリスクが高まります。
4. メンテナンスの難しさ
ドーマーは屋根の一部でありながら、高所にあるためメンテナンスが容易ではありません。
- 掃除や点検がしづらい:窓の掃除や雨どいのチェックが手間になる。
- 修理や交換が大掛かりになりやすい:部分補修が難しく、費用がかかるケースが多い。
定期的な点検と早めの補修が、長持ちさせるポイントです。
屋根ドーマーの修理方法
ドーマーのトラブルが発生した場合、早めに適切な修理を行うことが重要です。ここでは、代表的な修理方法を紹介します。
1. 雨漏りの修理
雨漏りが発生している場合、まずは原因を特定し、適切な補修を行います。
- 防水シートの張り替え:劣化した防水シートを交換し、防水性能を回復させます。
- シーリング補修:窓サッシや接合部分のシーリングを新しくし、水の侵入を防ぎます。
- 屋根材の交換:割れや浮きがある屋根材を交換し、防水性を向上させます。
2. 断熱対策
断熱性能が低下している場合は、以下の対策を行うと改善できます。
- 断熱材の追加:ドーマーの内側に断熱材を設置し、冷暖房効果を高めます。
- 遮熱塗料の塗布:ドーマー外部に遮熱塗料を塗ることで、直射日光の影響を軽減できます。
3. 破損部分の修復
強風や台風などでドーマーが破損した場合は、損傷箇所を補修します。
- 屋根材やサッシの交換:破損した部材を新しいものに交換し、耐久性を向上させます。
- 補強工事:ドーマーが風に弱い場合、補強材を追加して耐風性能を高めます。
4. 定期的なメンテナンス
ドーマーの長寿命化のためには、定期的な点検とメンテナンスが欠かせません。
- 年1回の点検を実施:屋根業者に依頼し、ドーマーの状態を確認。
- シーリングの補修:劣化している部分は早めに補修しておく。
- 塗装メンテナンス:塗装が剥がれたら、再塗装して防水性を維持。
屋根のドーマー修理に火災保険は使える?
ドーマーの修理やメンテナンスを検討している方の中には、「火災保険が適用されるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
1. 火災保険が適用されるケース
火災保険は火事以外にも、自然災害による損害に適用されることがあります。以下のようなケースでは、火災保険を利用してドーマーの修理ができる可能性があります。
- 台風や強風でドーマーが破損した
- 大雪でドーマーの屋根部分が損傷した
- 落雷による損傷
このような自然災害が原因でドーマーが破損した場合、保険会社へ相談し、補償対象となるか確認しましょう。
2. 火災保険が適用されないケース
一方で、以下のような理由による損傷は火災保険の対象外となることが多いです。
- 経年劣化や老朽化による損傷
- 施工ミスによる不具合
- 定期的なメンテナンス不足による劣化
火災保険の適用範囲は契約内容によって異なるため、詳細は契約中の保険会社に問い合わせることをおすすめします。
▶火災保険で屋根工事ができるケースとできないケースの違いを知っておこう!
まとめ
ドーマーはおしゃれで機能的な屋根のデザインですが、雨漏りリスクやメンテナンスの手間などを考慮する必要があります。
適切な施工と定期的な点検を行うことで、長く快適に使用することができます。
大阪でドーマーに関するお悩みをお持ちの方は、「街の屋根やさん大阪吹田店」にぜひご相談ください!
無料点検やご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ情報
屋根ドーマーのトラブル、雨漏り調査、修理に関するご相談は、以下の連絡先までお気軽にどうぞ。
株式会社マックスリフォーム
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